不思議は

ない素振りで話を切り出したが、誠一には察しがついていたのだろう。彼の方から言いたいことを尋ねてくれた。肯定の返事にも特に驚いた様子はなかったが、コーヒーを口に運びつつ何か考え込んでいる。 「……ずっといてもいいんだぞ?」 「でも、学校が始まっちゃうから」  ここからでも通えないことはないのだが、おそらく通学時間が倍以上になるだろうし、定期券用の通学証明書をもらうのも難しい。それに、悠人にも…

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